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カイがリクの中で射精を済ませると、
「...僕も入れられたい、リクお願い」
今度はリクがソラのアナルに挿入する。
リクのちんぽはカイは自分でアナルを解し、自らの穴に導いた。再び3人は1つになると、
夢中で腰を振り合った。
「あっ...あっ、気持ちいいよお...っ!」
3人は同時に果てた。
満足すると、3人はそのまま眠りについた。
リクとカイは学校から帰宅するなり、恭一の話で花を咲かせる。
ソラはその様子を黙って眺めた。
それから数日後のことだ。
カイが、
「来月の14日なんの日かわかる?」
部屋で漫画を読んだりゲームしたりと寛ぐ2人に言った。
2人揃って、
「来月?」
「そっ」
んー?とリクが斜め上を見て思考を巡らせる。
「バレンタインだよ、バレンタイン!」
「あー!」
「...」
「バレンタインに告白する!」
「...わざわざ僕たちに教えるの?カイ」
「俺は優しいからな」
腰に手を置き、カイ。
どうやらカイの気持ちは固まったらしい。
「バレンタインならやっぱりケーキだよな...」
カイが唇を尖らせる。恭一がケーキ好きなのはリクがとっくにリサーチ済みだ。
「ケーキかあ...カイは料理やお菓子作り、得意だからいいよなあ」
「...ねえ、3人で渡さない?」
「ソラはアホか。それじゃ告白の意味ないだろ?」
「カイは秘策あんの?」
「ない!」
夕飯を食べるなり、真っ先にお風呂にカイは直行。
リクとソラは髪を拭きながら部屋へ。
「どうした?ソラ」
元気のないソラにリクが隣に座る。
「...寂しい」
「寂しい?どうした?」
「...もし、リクやカイが恭一さんと付き合い始めたら寂しくなる」
リクがポンポン、ソラの頭を優しく叩いて励ました。
「大丈夫。みんな仲良しだし、ソラを放ったらかしにしたりしないよ」
「...そうかな。彼氏になったらそうもいかないかも」
リクがソラの肩を抱き、励ました。
「大丈夫。心配するな」
そう優しく言うとリクはソラの頬っぺにキスをした。
そうして。家中、甘いチョコレートの香りが漂う中、3人は揃ってキッチンに立っている。
「...あれ?おかしいな」
スイーツ作りの雑誌を読みつつ、細かく刻んだチョコを湯煎で溶かしながら、ソラが首を傾げた。
「どうした?ソラ」
カイがソラの手元を見る。
「あー、分離しちゃってる。1度、お湯を温めなおしたがいいよ。貸して?」
「そっか、ありがとう、カイ」
お菓子どころか料理も得意ではないソラは悪戦苦闘しているようだが、リクとカイはそれぞれ、チョコチップの入ったカップケーキや生チョコを作っている。
ソラは市販のチョコを型に詰め、冷やすだけの簡単な物にしたようだ。
ようやく、2月14日、バレンタイン当日だ。
この日は恭一はバイトがあるとの事で、3人はバイト先のコンビニの入り口近くに隠れ、恭一がバイトを終えるのを待った。
3人は誰から告白するか、じゃんけんをした。
リクが勝ち、ソラが負けたようだ。
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