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うたうものさんのばーすでぃちょっと前♪お花見のあとに♪
「あ、り、が、と、ご、ざいまーす!! 」
親父と瑠璃ママさんの馴れ初め初披露のお花見の夜。げたんわくんは夜が更けても懐かしのアニソンを歌い続ける。
「よーし! げたんわくんがダウンしないから夜はまだまだだ! うたうものさんのバースデーパーティーもやっちゃうぞーー!! 」
伊織先生が号令を発すると束砂さんと更紗さんがどこからかケーキを持ってくる。
「え? ここでやるの? 」
うたうものさんは、突然のことにキョトンとする。
「うたうものさんの誕生日はせっかく桜の季節だからお花見しながらやろーぜ! とはげた様の談です」
束砂さんはそう言いながらケーキにろうそくを立てていく。
「うたうものさん、いくつになった? 」
更紗さんがワクワクしながら尋ねる。
「いくつかな? 」
「答えなくていいのです。この世界はグルグルの世界です。誕生日がきても年は取りませぬ」
束砂さんは、年齢をまるで気にしないよう26本のろうそくを立てる。
「このくらいの年頃が大人にょたの一番年下なら私の好みに合います」
束砂さんの好みにより、立てられたろうそくが決まった。
「さぁうたうものさん、ろうそく消して! 」
はろんさんが楽しそうに叫んだ。
うたうものさんは精一杯の息でろうそくを吹くがケーキが大きめのために全部は消せない。その中、げたんわくんがハッピーバースデーを歌い出す。
「ハッピーバースデーとぅぅぅぅゆぅぅぅぅ!! 」
アニソンを歌いすぎてアニソン的な歌い方になる。
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