命の灯

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家族の介護のため 家に戻る わずかな命の時間を過ごすために 最後の日はいつになるかわからない その時が来る前に できることをしたい 病気が悪化して苦しんでいる それをただ そばで手を取り声をかけることしかできない 命の時間が近づいてきた 朦朧(もうろう)とした意識の中で 私たち家族に言った最後の言葉 「ありがとう。」 静かに息を引き取った その顔は穏やかな微笑みを浮かべていた 家族はほんの少し間 悲しみの涙を流していた
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