42人が本棚に入れています
本棚に追加
前回までのあらすじ
《雨宮=シリーズ》と呼ばれるクローンの存在や、宿敵である京極鷹臣の野望を知り、《中立地帯の死神》と呼ばれ、恐れられている東雲六道の跡を継ぐことを決めた深雪。
ストリート・ダストの子ども達が行方不明になっている事件を調べるうち、彼らが海外に拠点を置く人身売買組織によって攫われているという事実を知る。
そしてその組織の黒幕は東雲探偵事務所の同僚であるオリヴィエ・ノアの片割れであり、半身でもある《悪魔》だった。
《悪魔》はオリヴィエと同じアニムス、《スティグマ》を操る上に、他者の体をまるごと乗っ取ったり、《血の誓約》によって血管腫を仕込んで操ったりする、とても厄介な敵だった。
死闘の末に人身売買組織を壊滅させ、《悪魔》を倒した東雲探偵事務所のメンバー達。
しかし、《悪魔》は死んでいなかった。下水道に逃げ込み、《東京中華街》に潜り込み、瀕死の状態であった黒蛇水に憑りつくことで、新たな体を手に入れたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!