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【エピローグ】
彼は私にとって、他には代えようもない唯一無二の存在である。
世間ではそれをツインレイやツインソウルと呼ぶそうだ。
互いの存在に癒しを感じ、無条件の愛を学び深く理解し合う。
その不思議な感覚は理屈ではない。
深い部分で魂が反応するのである。
そして、互いの唇や肌に触れた時には、他に類を見ない程の快感と幸福感に包まれる。
その愛の喜びを持って宇宙に愛を拡大させていく使命を持って輪廻転生の末に地球上でソウルファミリーとして出逢うのだ。
私は彼の腕に抱かれ愛される幸せを知った。そして、彼のことを心の底から愛している。
過去も現代も、そして未来も。
たとえ幾ばくかの時が、私たちの肉体を別の空間に置いたとしても、私は多生に渡り彼を愛し続けるだろう。
だからこそ、今この言葉を…。
今世、37兆の細胞を持って彼と出逢わせてくれた宇宙に。
そして同じ時代に生まれ、私を見つけ出し、豊かな愛を注いでくれた彼に。
感謝を込めてこの五文字を贈ろう。
『ありがとう』
人生とは人と生きると書く。
今世、再び彼と共に時を紡ぎ「愛の拡大」という運命の輪を廻せるよう天に祈りつつ。
今、私は飛び立つ。
〈 了 〉
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