【Chapter2】視線の先

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【Chapter2】視線の先

12月中旬。 寒さがより深まってきた頃だった。 『会いたい。』 彼からメッセージが届いた。 私は文字を紡ぐことを生業としている。 『ごめん。まだ仕事が終わらない。』 執筆に集中したかった。 私は素っ気ない返信を送ると再びパソコンのモニターに映し出される文字を見つめた。
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