170人が本棚に入れています
本棚に追加
「おおおおおおおおっっ!」
思わず雄叫びを上げるとスマホが揺れてメッセージを受信する。
-引いた?
俺は慌てて返信を打つ。
ーまさかっ!
すぐに返信が届く。
ーでも、壮絶な声が聞こえた。
俺はスマホを持ったまま、頭を抱えてしゃがみ込む。返信を送る。
ー恥ずかしすぎる。
鈴音さんがクスクスと笑っている姿が目に浮かび、会いたい、と打ち込んでからバッと顔を上げる。
俺はアホか。隣にいるっ!
慌てて飛び出して、鈴音さんの部屋に向かう。チャイムを押そうとしたら、ドアが開き、鈴音さんが照れくさそうに顔を出す。
俺は押し入るように玄関に入って、鈴音さんを抱きしめる。
「結婚しよう。鈴音さん。」
鈴音さんが俺を抱き返す。
最初のコメントを投稿しよう!