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「なにこれー！ すごーい！ これ、ばあちゃんの手編み？！」
「そうだよ。冬の間にばーちゃん仕事したんだよ。欲しかったら何枚でも持ってって。あったかいよ」
ばーちゃんと娘がニコニコとお話しています。ばーちゃんは私のばーちゃんなので、娘にとっては曾ばーちゃんですね。
二人はとても仲良しです。
結局娘は毛糸の靴下を2枚と、中に紛れていた手袋を１枚もらいました。
ふたりで、元気にお礼を言いました。
「「ばーちゃん！ ありがとう！」」
「どうしたしまして」
ばーちゃんは来たときよりも更に嬉しそうに笑って、自分の部屋に戻って行きました。
任務終了です。
私は、じーちゃんとばーちゃんを笑顔にすることが好きです。
じいちゃんはこの前亡くなってしまいましたが。後悔してることは、ひとつもありません。
気付いてる方もいるかも知れませんが、これは……
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