未来からの少女

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「わぁ、行ってみたい!」  ルリは、ぴょんぴょんと はねた。うれしくてたまらない、というように。  きょうは、お母さんが しごとの日。  プールには、おばあちゃんについていってもらうことになった。  ルリのことは、新しく出来た お友だちだと言った。    もしも、お母さんだったなら。はじめて会うルリのことを「同じ学校の子?」とかいろいろ聞いてきたかもしれない。  おばあちゃんは、そういうことは何も言わない。  何も聞かれなかったから、くわしい せつ明はしなかったのだけど。もし、ルリが未来から来た子だって つたえたら、一体どんな顔をしたのかな。
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