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かれんは、つくえの上においたままだった日記のノートを広げた。ルリとのすてきな思い出を書いておきたかったから。
【 きょうは、ルリと会いました。
なんと、ルリは、ずうっと先の未来から来た女の子だったのです。
さいしょ、わたしは、すごく びっくりしました。
ルリと いっしょに…… 】
ふしぎなことに、すらすらと文しょうがうかんでくる。まるで、えんぴつがひとりでに動いているかのよう。
もしかしたら、ルリが まほうをかけてくれたのかもしれない。
かれんは、どんどん、どんどん書いていった。
気がついたころには、ページは ぜんぶ うまっていた。
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