楽しかった しゅくだい

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楽しかった しゅくだい

「かれんさんは、②の『物語を一つ、作る』を えらんだのね。S F 、すきなのかな。」  二学期の はじめ、先生から声をかけられた。 「えす えふ?」  聞きなれない ことば に、首をかしげると。 「サイエンス フィクション、つまり空そう科学ね。たとえば、かれんさんが書いた、未来から人がやって来る みたいなお話よ。」  先生は、あつく語りはじめた。 「わたしもSFが大すきでね。他には、遠い星へと たびをするお話とか、それから――。」 「あの! これは、作ったお話じゃなくて、本当にあったことなんですっ。」
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