意志を持つ者たち

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「アリス、君は何処から来た?そして君は何者なんだ?」 ジールの言葉にアリスティアは言葉に詰まり、口をはくはくとさせてしまう。 「……。なーんてね!」 「え?」 ジールはにこにこと先程の笑顔を浮かべる。 「実は、こんなことは稀じゃないんだよね。アリス反応が新鮮だからちょっと意地悪したくなっただけ! 俺の知ってるやつでも、ベール生まれのベール育ちでもそいつの波動は一定って奴がいるからさ!」 「そ、そうなんですね」 アリスティアは、つられて笑みを浮かべた。
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