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それからは色々と早かった。
アリスティアに最初に話かけた令嬢、アイリスはどうやらこの学園ではかなり人気者のようで、クラスの学級委員も務めていた。
そのおかげか、アリスティアに話しかけてくる令嬢がどんどん増え、一週間後にはクラスに馴染めるほどになった。
「アリスティア様!聞いてください!!」
「あら、マリー様?どうなされたの?」
マリーと言う名前の令嬢は、アイリス繋がりで仲良くなった有名な商家の令嬢である。
「アリスティア様!私のことは呼び捨てになさってください!」
「それは嫌よ、マリー様は大切な友人だもの」
「だったら尚更です!」
そんなやり取りをするのはもう数えきれないほどしているが、マリーは未だにアリスティアの様付けを良しとしない。
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