留学生のアリスティア

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「あー!!!アイリスー!私が言いたかったのにぃー!」 マリーは不満げな顔で文句を言っているがアイリスは素知らぬ顔で話を続ける。 「ベルモンド家は代々王族に仕える一族で、この国の宰相を代々担っておりますの。また一族の中でもジール様はこの国の……」 アイリスがそう言いかけた時、アリスティアは、不意に背後から誰かに抱きしめられた。 「アリスぅー!久しぶり!」 「……なっ!」 振り返ると、そこには見知った男。 「ジール!!!!???」 あの森で出会ったジールが居た。
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