31人が本棚に入れています
本棚に追加
ファーティスの隣には、か弱そうな令嬢が立っていた。
令嬢の名はリーリアム・セレブィ。
男爵家の一人娘であり、元ヒロインだ。
だが、その元ヒロインが何故王子の横にいるのか。
そんなことを考えていると、苛立ちをさらけ出したファーティス第一王子がアリスティアに向かって叫んだ。
「アリスティア!そなたは我が国の父である国王を侮辱する発言を多発していた、とリーリアが直接聞いたと申している!」
アリスティアはファーティスの発言に眉を寄せる。
最初のコメントを投稿しよう!