神は令嬢をご所望のようです

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「御挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません。先程、ジール様の仰られた通り、私は隣国ソリスから留学の為に参りました。 アリスティア・クレメントと申します。」 一通りアリスティアが言い終えると頭上から声が聞こえてきた。 「良い、面を上げよ」 顔を上げると、目線の先にはやはり美丈夫。 「アリスティア……気に入ったぞ。俺はベル、この国の神だ」 「あ、あなた様……が?」 "見えない" アリスティアは心の中でそう呟いた瞬間、突然ベルは声をあげて笑った。
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