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ぷるぷると肩を震わせながらミクがお腹を抱えて丸まる。あたしもケラケラと高笑いが止まらなかった。 ごめん、中田。 いやでも幼児サイズはさすがに笑ってしまう。 「確かにそれは思い出したくもなくなるわ」 「そういうミクはどうなのよ?初エッチの相手と感想!」 「ん~?相手は2つ年上の高校生で、感想は“こんなもんか~”って感じ?」 「なにそれ、つまんな」 「いやほんとそれよ。気持ちいいとかも痛いとかもなく、まじでつまんなかったんだよね~」 柿ピーを口の中に放り込んだミクはぼりぼりとそれを咀嚼しながら、酎ハイの缶を煽っていたあたしをちらりと見遣った。 「で、うららは?初エッチの感想」 「……」 口の中のそれをごくりと飲み込めば、舌の上にほろ苦さが広がって、鼻からツンとしたアルコールの匂いが抜けていった。 空っぽになった缶を静かにテーブルの上に置きながら、 「“裂けそう”」 力強い口調で一言そう言えば、チホとミクは2人同時に盛大に噴き出した。
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