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僕は東京に住むもうすぐ二十歳になる人間です。長つまんない話になってしまうかもしれません。すいません。
僕は二十歳になる中でやはりまだ将来が決まっていない友達ばかりで、未だ自分の才能を見極めきれない時期にいて、やはり少し仲間内ではピリピリしていて、本音を話しているのか、自分のセンスを見せびらかすためになるべく寡黙な態度を取り合ったり中々心から話したり出来るような感じがしません。そこで、赤裸々に自分の音楽の趣向をぶつけさせてもらいたいです。
僕は中学生の頃は5歳ほど年の離れた姉にRADWIMPSを聞かされたり、GReeeeNを聞かされたり、ワンオクロックやセカオワが流行っていたり、普通の公立の中学で地元ではあまりコアな音楽を耳にしない日々を過ごしていました。中学三年生ぐらいになり、ややこしいのですが、家族内の紛争チックな不和が起こり始めてやや不穏な空気に飲み込まれて、僕は帰り道にみんなの会話を聞いたり無視したりしながら夏目漱石の心を読んだり、人間失格を二、三周熟読したりし始めました。幼なじみの子には最近怖いよって言われたりされるようになりました。その過程である映画に出会い、その俳優さんが出身校だった学校になんの下見もせずに入学を決めてしまいました。家族の紛争の中僕の受験には干渉してくる大人が居らず、僕の厨二病的選択で高校は決まりました。音楽で言うと、andymoriを少し中学の時点で耳にしましたが、周りに共感してくれる人もいなかったので鼻歌で歌っていても、何その怖い曲みたいなムシャっとした顔をされて上手く1人の力で傾倒はしませんでした。
その俳優さん、女優さんなんですけど、その出身校の高校に進学して、髪を染めていたり、私服の高校で、少し変な学校でした。その同級生に音楽に詳しい子が居て、僕が何かの拍子にSNSにゴーイングステイディの曲が好きみたいなことをあげたら、強く反応してくれたその詳しい子が、学校でたくさんCDを貸してくれました。そして、そのCDが殆どどついたるねんさんのCDや DVDでそれとスノッティというバンドのCDでした。僕はそれを必死で聞いて、なんか癖になってきた、とか僕が普段好きなサビの盛り上がる感じがずっと最初から続いてる感じだねとかをその友達に逐一感想として報告して、その友達も少し喜んでくれて、僕の音楽史に超ド級の飛び級戦士が舞い降りました。意味不明な高校選びによって舞い降りました。その子に渡された伝言の一つにThe SALOVERS という、僕の中ではandymori系統のバンドを薦められて、薦められるというか、サラバーズは聞かないの?みたいなことを質問されるうちに僕自身も聞くようになり、どついたるねん、スノッティ、サラバーズ、そしてその後別の機会に渡されたCDのThe ピーズ、この四強が出揃いました。友達の周りでもandymoriやサラバーズは何となくその流行りは浸透していて僕も傾倒しやすかったのですが、どついたるねん 、スノッティ、そしてThe ピーズというジャンルは姉の片耳イヤホンRADWIMPSからは青春の半分を注ぎ込まないと上手く飲み込めない三強でした。
僕は高校一年生から実家を離れて生活していて、そしておそらく高校二年生ぐらいでその実家が取り壊されてしまいました。形として家族はバラけて、そこに新しい再婚相手など目まぐるしい環境変化の中で自分の基盤を音楽に置くようになりました。そこで、サラバーズ、andymoriがカバーをしていた痕跡などを辿り、くるりやスーパーカーやナンバーガール、フジファブリック、ブロードサーステイブッチャーズ、ゆらゆら帝国などという後に君は90年代の音楽が好きなんだねって言われたのでそう認識していますが、恐らく正確には90年代後半のオルタナティブな音楽史に傾き始めました。そういう、ナンバーガールなどの音楽史と並行してどついたるねんさんがメジャーデビューをしたり、銀杏BOYZさんの峯田さんがプロデューサーを勤めたアルバムを聴いたり、なんとなくゴイステ、どついたるねんという風も別軸で掘りながら、特にナンバーガールさんを掘り続けました。そして、Theピーズさんの音楽も良いなと認識しつつ、自分の中で整理しながら進んでいきました。
どついたるねんさんを掘っていく内に、昆虫キッズさん、シャムキャッツさん、王舟さん、柴田聡子さん、倉内太さん、ミツメ さん、などの僕はまだ形容できないのですが、なんとなくその枠組みも自分の中で認識し始め、そして咀嚼できる音楽は咀嚼しながら、たまに物凄く掘るバンドを見つけたりしながら進んでいます。
そして、The ピーズさん、奥田民生さん、ユニコーンさん、などの方面も多少吸収しつつ進んでいる所存です。
スノッティさんの方面で、キウイロールさんと言う音楽にもぶち当たり、そこからカウパーズ、また吉村秀樹さん、向井秀徳さんに戻ってきたり、ナンバーガール田渕ひさ子さんの解散後のバンドを追って、そのメンバーの元々のバンドを追いかけてみたり、色々とかいつまみました。
そして、今目の前の仲間は洋楽の風を吹かしています。そしてノイズミュージックという難題も投げています。僕はその中でも、ボアダムスさん、中塚アイさん、そして山本精一さん、今までの途中過程で得てきた感覚に当てはめて自分なりに通ってみました。そして、ヴェルベットアンダーグラウンド、&ニコ。昆虫キッズさんのアメリカの二番の歌詞にも出てきていて、少し掘っています。Weezer、Pavement、My bloody valentine、そしてレディオヘッド、そんな中、村上春樹の小説の風も吹かされ、ビートルズ、ノルウェイの森、ラバーソウル。僕は今後ブックオフで買った中古の村上春樹さんが前編後編含め4冊ぐらい控えています。サリンジャーも読まなければなりません。どついたるねんさんを掘る中でトリプルファイヤーさんにも着きました。そしてタモリ倶楽部に出ていたりして、お笑い芸人さんも文化的視点で誰を推すべきか、数年前まで金属バットという発言を僕に残した子が最近全然違うコンビを名指ししたり、千鳥さんが流行っていたり、もはや大衆もマイノリティも二分する意味もないのかもしれませんが。灰野敬二さんのインタビューを3分の2ぐらい理解できなかったり。僕はただ適当に高校を選んで、そこから慎重に音楽史を歩んできたつもりですが、音楽というのはやはり、自分の現実世界に付随するものであって、自分の現実世界で何かをしながら聞くものだと思うのですが、最近は現実世界まで音楽に染めてしまいそうで、かといって、音楽に染まったところで正しい音楽史の歩み方が分かるわけでもなく、このキワキワなセンスの合戦の中で、僕はどのジャンルに傾倒し、どこに着地すれば良いのか分かりません。映画、ドラマ、お笑い、音楽、全ての文化性を追求することが現実世界に活きてくるのでしょうか。そこを追求したところで、何か僕自身作品を作れる人間にならないとこの先その追求は途絶えてしまうと思います。どこに踏み込むべきか正直よく分かりません。適当に流されていればそれでなるようになり、正解だとも思うのですが、そういう文化を作る側に回ろうとするのか永遠にマニアとして趣味として追求して行くのかそしてサラリーマンになったりして生きていくのか、僕自身に才能があるか無いかに尽きるとは思うんですけど、何かご教授ありますか。The clashを小学生の頃に見て音楽にハマったとか、いうエピソードは僕にはなくて、RADWIMPSという流行からクラッシュまで下らないといけません。僕は小学生の頃親にフィンガー5を聞かされました。こんな呑気な奴どうしたらアヴァンギャルドなセンスを身につけられますか。たくさんの固有名詞をすいません。何となく何かを汲んでいただけたらピックアップしてもらって何か返答をいただけたらありがたいです。これからも楽しみにしています。いつもありがとうございます。坂本移動どうぶつ園。
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