5人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから、数年が、経った。
俺は、相変わらずな毎日を、送っていた。
都会から離れて、島に移住して、三年経った。
幸樹の話を、人伝で、聞いた。
幸樹は、天使に、なったようだ。
この世から、飛び出してしまったようだ。
病気になって、余命宣告を、受けていたようだ。
俺は、力が、抜けてしまった。
声が、枯れるほど、泣き叫んだ。
幸樹は、見据えていたのだろうか。
こうなることを、知ってて、離れて行ったのだろうか。
今は、もう、幸樹に、聞くことも、できないけど
俺も、嘘付きだったけど、幸樹、お前も、嘘付きだったな。
俺を、最期まで、上手く騙して、居なくなってしまった。
俺は、今も、1人でいる。
多分、あの世に、行くときに、幸樹に謝って
今度こそ一緒にいよう。
最初のコメントを投稿しよう!