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エピソード2
俺と、幸樹の出会いは、高校の頃
窓際の方を、頬杖ついて、見つめている
横顔が、日差しを受けて、髪が、さらさらに
風になびいて、綺麗だと、思ったんだ。
クラスの中でも、比較的大人しくて、
あまり、目立つ存在では、なかったけど
何故か、目が離せない存在になってきていた。
帰り道、いきなり、雨に降られて、濡れて
歩いている俺に、傘を差し出してきたのが
きっかけで、そこから、徐々に、話すようになって、案外、話しやすくて、コロコロ変わる表情に、惹かれて行ったんだ。
夕暮れ帰る公園のブランコで、初めてのキスをした。
初めて恋を知ったんだ。幸樹に、出会って
ずっと一緒だと、疑わなかった。
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