2020春。「瀬戸内16号不気味な男編」

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ついに不気味に笑う男!の番だ! ゴクリ。 緊張と不安が広がる… 奴は不気味な笑みを浮かべながら、上着の内ポケットにそーっと手を入れた! 不気味な笑みで車掌を睨みつけながら… そーっと手を滑り込ませている。 その手つきはなんと、 優しい… 見惚れてしまう程のソフトタッチだ。 まるでタンポポの花でも撫でるように… いや、いやいやいや、今はそれどころじゃない! そんな悠長な事を言ってるばやいではない! 奴は恐らく…その不気味な笑みの奥で何かをカチャカチャ計算している?ハズだ! 何かとんでもない事が起こる! イヤな予感でおかしくなりそうだった。 ヤメロ!ヤメテクレ!心の中で叫んだ! イヤ、結構な声量で声を漏らした! 俺は思わず口を両手で塞いで祈った。 俺に気づかないでくれっ頼むー! 俺はいつのまにか立ち上がっていた。 不気味に笑う男を、車掌とその背後から覗き込む俺 震えは止まる様子もないブルブル… …車掌は笑顔 そしてついに…
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