旅立ちの日に

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マンションに着いたら管理人さんに挨拶をして鍵を受け取った。早速自分の部屋の鍵穴に鍵を挿す。カチャという音がして、ドアノブを開けるとそこには私が最低でも4年間お世話になるであろう部屋が待っていた。 まだ荷物が届いていないのでがらんとしているが、ここで一人暮らしの生活が始まると思うととてつもなくワクワク感が止まらない。 母は 「思ったよりも綺麗な部屋でよかったね。」 と後ろで言っていたが、私は嬉しさと興奮が抑えきれなかった。 その後、引越し業者のトラックが来て慌ただしく荷解きやテレビの設置などをしてやっと生活環境が整った。私はその部屋を見て、 「よろしくね。」 と一言告げた。
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