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感謝は巡り巡って世界に響く。
感謝はこの社会の血液であり、栄養である。体の細胞が赤血球から酸素を供給されるように、言葉が感謝を私たちに供給してくれる。そうして社会は生きる。
いつからこの世界に感謝の波紋が広がったのだろうか。静かな水面に落ちた、ひらりひらりと舞い降りた。一枚の青々とした落ち葉。その鮮やかな心。
それがやがて大きな波を作り、私たちを繫栄に連れ流した。
そんな、当たり前に流れゆく『ありがとう』の大切さを知ったのはとある迷信、世界が終るという何年かに一度話題に出る都市伝説的なトレンドが人々の目に留まったとある秋のお話だ。
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