2,秘密

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「カメラは全部で何台あったんだ?」  智樹先輩が聞いた。 和樹さんが口を開こうとしたとき、ドアをノックする音が聞こえた。 入ってきたのは、黒人の体格のいい男の人だった。 「Should I leave here?」 (席を外したほうがいいかな?) 「It is no problem,Boss!Come on in, please!」 (滅相もありません、ボス!) 和樹さんは慌てて会話を英語に切り替えると、男の人を部屋に招き入れた。 「Thanks, Joe. And this is your companies.」 (ありがとう。ジョー。そして彼らが君の連れか) どうやらこの人が和樹さんの上司らしい。和樹さんが居住まいを正した。 「David, This is My Twin brother, Tomoki.トモ、ボスのデイヴィッドだ。」 (デイヴィッド、弟の智樹です。) 和樹さんの流れるような英語のあと、デイヴィッドと呼ばれた男の人が手を差し出した。 「I’m glad to see you. My name is David Grant, the MET of title is Inspector. I headed you from your brother. He told you are brilliant Professor.」 (ヤードのデイヴィッド・グラント警部です。お噂はかねがね。お兄さんからとても優秀な教授だと)
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