うそつき本舗

14/15
前へ
/15ページ
次へ
サクラは潤んだ目で俺を見つめ、俺の頬にキスして耳元に甘い声で囁いた。 「アイスは苦手かしら?だったら入り口の隣のトイレに行く振りして黙って帰りなさい。これは『うそつき本舗』の仕事じゃないの。本職よ。」 本職?  ヤクの密売人? いや・・デカか? オトリ捜査と言ったよな? 清水の舞台から飛び降りる気分で、俺はサクラを抱きしめた。 「アイスは大好きさ。」 出て来たアイスを俺は思いっきり頬張ると、抱きしめたサクラに口づけした。ディープキッスを楽しみながら、アイスの中に隠されていた異物をサクラの口に移した。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加