ありがとうねこ

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 スーツの男性は躊躇なく立ち上がって、ねこに近づいた。彼はねこの首の後ろのボタンを押そうをして――はっと手を止めた。 「……大事な事を忘れていました」 「え?」 「……ねこさん」 「今まで、どうもありがとうございました」
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