ありがとうねこ

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 インターホンが押されると、すぐに玄関の扉は開かれた。 「……こんにちは」  扉の向こうから顔を出したスーツを着た男性は、少し考えた後に、ニコリと微笑んで挨拶した。  扉の前に立った、ねこロボットは言った。 「お申込み頂きました、『ありがとうねこ』です」
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