Thank you because you’re my...

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 いつのまにか夜が明けていた。隣の病室が騒がしい。 「ダイチさまー、流行り病なんてロボットには感染(うつ)りまセンカラー、早く面会してクダサイ!」 「いや、こんなときだからチャンスなんだよ。お前と離れられる。なあミツコ、頼むからほっといてくれよー。それに病院内では静かにしてくれよなー。怒られるのはこっちなんだから。」 「ダイチさま、元気そうでよかったデス。ワタクシてっきりダイチさまがモテなさすぎて、ふてくされて流行り病にかかってしまったのかと。」 「どんな病気だよ、おい!」 「それにしても、民間の病院で受け入れしてくれるところあってよかったデスねー、しかも格安デ!」 「ほんとそれだよ。感謝感謝。」
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