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やんちゃ姫 (1)
「やれやれ…だや(-_-;)」
ビッグシナは城壁に絡まる蔦の葉を、触りました。
垂れ下がるカーテンみたいに、大きく左右に広げます。
すると、子供が1人通れる様な穴があります。
「ここのレンガは 外れやすいだに。また穴を開けただか?」
「また、外さ。行っただなぁ(・・;)」
***
ビッグシナは門番を替わってもらい、城下町に出掛けました。
「姫様、どこさ行っただやなぁ」
トコトコ歩いていると木の上から、突然ストンと
何かが頭に飛び乗りました。
「キャハハο(≧∇≦)οビッグシナ、見っけ♪」
「ワギャギャ(((@Дο)゚。!!」
「シナ、びっくりしてゆー((o(^∇^)o))キャアキャア」
「びっくりしてないだよ(((゜ο°;)」
シナはとっさに嘘をつきました。
大げさに驚き、カッコ悪かったからです。
「それより、また勝手に抜け出して。見っけじゃないだや(-_-;)」
「城🏰の兵や王子が探してましただよ」
「お兄ちゃまが?」
「ミドリ、帰った方がい~い?
まだ遊びたいの。(/。\。)。゚゜.」
「困った姫様だや(-_-;)少しだけだ。どこに行きたいがや?」
「市場(*^▽^*)!!」
おやおや、もうニコニコです。
どうやら泣き真似、成功らしいです。
それでも憎めないのがミドリ姫です。
この調子でいつも、抜け出してビッグシナと城下町を
歩き回るので、町のみんなから[やんちゃ姫]と言われます。
もちろん、親しみを込めた[愛称]です。
もっとも木の上から、ビッグシナの頭に飛び乗るのだから、
かなりのやんちゃ姫です。
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