1人が本棚に入れています
本棚に追加
第一話
凍てつく寒さが空気を包み込むこの季節
数人の集団が街の隅でコソコソと話合っていた。
「例のブツは今そこにあるんだな」
「ああ。ここにな。」
「嘘だったら承知しねぇぞ。」
「オレっちがお前らを騙したことなんてあるか?」
「今の所はないな」「なら信用しろ」
信頼されていないオレッち男はぶきっちょなウインクをした。
その後その男はスモールサイズのキャリーバッグを数人の中心に置き、開いて中身を見せた
「…たしかに羽が入ってる。赤い羽根だ。」
「これが街で噂されている持ち上げられない羽なのか」
「いや待て純粋になって考えろ!持ち上げられない物がなぜ持ってこられたっていうんだ!!」「偽物か?」「偽物だな!」
オレッち男を除く数人は偽物だと揶揄した。
最初のコメントを投稿しよう!