第一話

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第一話

凍てつく寒さが空気を包み込むこの季節 数人の集団が街の隅でコソコソと話合っていた。 「例のブツは今そこにあるんだな」 「ああ。ここにな。」 「嘘だったら承知しねぇぞ。」 「オレっちがお前らを騙したことなんてあるか?」 「今の所はないな」「なら信用しろ」 信頼されていないオレッち男はぶきっちょなウインクをした。 その後その男はスモールサイズのキャリーバッグを数人の中心に置き、開いて中身を見せた 「…たしかに羽が入ってる。赤い羽根だ。」 「これが街で噂されている持ち上げられない羽なのか」 「いや待て純粋になって考えろ!持ち上げられない物がなぜ持ってこられたっていうんだ!!」「偽物か?」「偽物だな!」 オレッち男を除く数人は偽物だと揶揄した。
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