0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
自然がきれいですね。
そうですね。
よく見られる会話だが実際そうなのか?
僕が知る限りの大正から戦後の文学視点で考察してみる。
その前に僕は自然はきれいだと思えないということを宣言しとく。
戦前の文学は自然主義が隆盛した。
よって日本文学を語るとき、鐘の音の綺麗さや木の美しさがセットで良いものと思われた。
戦後の文学はどう生き抜くか、何を表現しようかに変わられた。
しかし私達が美しさを語るとき、それは綺麗と言われるものを文学、芸術と言うのは変わっていないのである。
初めに挙げた自然が綺麗と言う感覚である。
僕はこれを悲しいものと捉える。
何故ならばそれは作られた美しさであるし、何も産み出さないからである。
実際僕が自然に出るとき、自然が綺麗だと思えない。どちらかと言うと恐怖の方が先にくる。熊に出会わないか? 体は痒くならないか? どっかに足をひっかけないか? 等。
しかし、絵画を見るとき自然が綺麗だと言わされる。
これは何なのか?僕には疑問である。
実際美しさは何なのか?
その答えは何なのか?
僕はその答えにたどりつかなく現在をさ迷っている。
最初のコメントを投稿しよう!