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「こんな夜中にバカでかい声で叫びやがって! さっさと逮捕して、連れて行けっ」
「え……?」
逮捕、という言葉にびっくりした。
「僕……逮捕されるの?」
「このままここにいて、叫んでいるならそうしないといけなくなるよ」
おまわりさんは、こくんと頷いた。
「お前みたいなヤツは、牢屋に入れられとけ!」
「ほら、行こうか」
おまわりさんはおじさんの前に立って、僕の手を引っ張って立たせてくれた。
そうして、コンビニの方を見ると、外に何人かの人がいて、僕を見ていた。
とても怖い顔で僕を見ていて、誰も「かわいそうね」とか、「どうしたの?」とか聞かなかった。
それどころか、僕は逮捕されるかもしれないのだ。
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