〜episode1〜

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目が覚めると、いつもの見慣れたボロアパートの一室だった (あれ・・・・? 何だ夢か・・・) 俺、疲れてるんだな、、 そう言えば俺・・・昨日・・人を連れ帰ったような?? ソファーから首だけを捻り布団の方を見た そこには人影なんてなかった (なんだ・・アレも夢だったのか) 無意識に唇に触れた手にハッとした ホッとしたような、少し残念なような・・ (男だけど・・凄く綺麗な人だったな・・) ソファーで眠っていた為、あちこちが痛い 「ふぁ~!!」 目一杯伸びをして時計に目をやると、まだ午前3時過ぎ・・ (朝までにはまだ時間あるし、布団で寝直すか・・・) 暗がりの中、着ていたダウンを脱ぎ捨て, 布団に潜り込むと、何だか違和感を感じた (ん??) 立ち上がり、電気のコードに手を伸ばした 「こ・・・これは・・一体・・・」 俺の目に飛び込んできたのは、布団いっぱいに敷き詰められた桜の花びらだった (なんなんだよ・・・コレ・・・やっぱり夢じゃなかったのか・・・?) でも、掃き捨てる気にもなれず・・ 俺は、花びらを隅の方に寄せて、再び布団の中に潜り、花びらを潰さないように体を丸め眠りについた ~*~*~*~*~*~*~*~ PPPPPPP・・・・・PPPPPPP・・・・ アラームの音で目が覚めると、人の気配があった 「・・誰?」 「あ・・・ごめん。起こしちゃった?」 気持ちばかりの小さいキッチンから人の声がした 俺は恐る恐る、キッチンに続く戸を開けたんだ 「あ、チャンミンおはよ?よく寝れた?」 「え・・・・?あ、うん」 「はい、これ」弁当箱を渡された 「あ・・ありがとう」 (・・・・・・・ん?!なんだなんだ?この展開!!夢じゃなかったのかよ?) 「うん、ごめんね?・・暫くここに置いてくれる?」 (・・・って、なんで俺の心の声が分かるんだ?) 「ちょっと・・冗談っ・・ング!!」 冗談じゃない!って言おうとしたら、口の中に何かを押し込まれた モグモグ・・モグ・・ (う・・うまい・・・) 「でしょ?・・・ダメかな~・・」 「い・・イイよ・・少しなら・・」 「あっは!ありがとうチャンミン!」 突然抱きしめられて、2度目のキスをされた その料理のうまさに、一瞬にして俺の胃袋を掴んでしまったジェジュン・・・ ・・・いったい此奴は何者なんだ?
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