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類とマフィが隣で激しくも情熱的なセックスをする中、ダブルベッドの隣で、光は晶を抱いた。
「あ...あ、光」
「あ、あ...!マフィ、いい...!」
晶は光に身を任せ、頬を紅潮させ、悶え。
類は長い手足を持て余しながら、官能的な姿と声でマフィの激しい攻めを受ける。
「晶の中、あったかくて、気持ちい!」
膝を持ち上げ、小柄で細身の光がいたずらっ子のように笑顔で腰を振る。
光も晶も2人の世界になり、隣で燃える2人は気にならなくなった。
晶が感じてくれる様が嬉しく、ウケばかりだった光は慣れないながら、懸命に腰を使う。
しばらく、そうして、ピストンを続け....
「イきそう....」
あまり大きくはない声で、晶は訴えると、自身の勃起を扱き、イった。
「じゃ、俺もイクね。晶の中に出したい」
晶の中に自分の種を入れたいが為に、光は腰を使い、そして、イク、イきそう....!
と、晶の中で射精すると、晶に倒れ込み、息を荒らげながらもキスをした。
「ネコとネコだったのに、ほんとに攻めも出来るようになったんだね」
互いに行為を終え、ベッドの上だ。
マフィに肩を抱かれたまま、類が2人に微笑んだ。
「はい、まだ、あんま慣れないけど、一応」
胡座をかいた光が類に答えた。
「晶も?」
「はい。僕も...」
「晶は激しいよね」
隣の正座している晶に笑いながら光が言うと晶は頬を染めた。
「う、うるさいな。嫌ならもうやんない」
照れている晶に、嘘、嘘、と抱き締め、光は笑った。
不意に類とマフィが耳打ちで話し始めた。
晶と光には聞こえず、気にとめてはいなかったが、類が口を開いた途端、2人は固まった。
「ね。スワッピングしない?」
「す、スワッピング....?」
見事なまでに光と晶の声が重なった。
「僕達も、もう5年になるし、刺激が欲しいんだ。マンネリ防止にもなるしね」
「で、でも....お2人、遠距離だし...」
晶が狼狽えながら言うと、類とマフィは体を絡ませたまま座り、
「久しぶりに会っても、ひたすら、自分たちだけだし」
「....嫉妬とかしないんですか?」
「それがいいんじゃないかな。僕とマフィはお互いを信頼してるし、僕たちも2人を信頼してるから誘えるんだけど、2人は互いを信用してる?」
晶と光は見つめ合った。
光がにっこり笑う。
「俺はしてるよ。晶しか興味ない。晶が好き」
「ぼ、僕は....僕も光を信用してるし、す、好き」
ニコッと光は晶に笑顔を見せ、キスをした。
「おいで、光」
マフィに呼ばれ、光が迷うことなく、マフィの元へ向かうのを晶は見つめた。
類を見ると、手招きされた。
「おいでよ、晶」
かなりの間を置いて、晶もベッドを歩き、類の元へ向かった。
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