ぴりおどねこ

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「なんなんだよ、このチグハグ猫野郎は」 猫ロボットのボディは、白くツルツルとした質感だ。そこに何故か、首にドット柄のスカーフを巻き、フサフサな付け髭を生やしている。 「おしゃれ……をしているんじゃないかしら」 「随分と奇抜なファッションだな、おい」 猫ロボットは、不審がる2人にゆっくり近づき背後に立った。 「な、なんだ?」 防衛本能で体を引く2人。 猫ロボットは彼らの間に体を割入れて、カウンターに片手をついた。 「こんばんは。ねこは、ぴりおどねこです。バーのマスターから依頼を受けて参上しました」 「はあ? ぴりおどねこだあ?」 「はい。不毛な話し合いにピリオドを打ってほしいとの要望でしたので、ぴりおどねこが派遣されました。ピリオドを打つために、主題と双方の言い分をお聞かせ願います」
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