ダラケ部!

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「なんか、今日は寮に戻って勉強しようかな…」 時間も時間だし…。そう呟いて自習室に向かおうとした足を寮に向かわせる。 「いろんな出来事があってびっくりしたよ…」 寮に戻り、シャワーを浴びながら先ほどの出来事を思い出す。慣れないことがあるとひどく疲れる私だけど意外にあまり疲れていなかった。それどころかシャワーを浴びたこともあるけれど、かなり目がシャキッとしている。…生徒会長の言う通りになっているのが何か悔しい。 「…って、そんなこと考えてる場合じゃないし!勉強、勉強!」 私は浴室を出て、髪を乾かすのもそこそこにし、教科書やノート、問題集を鞄から引っ張り出し、机に広げる。明日は小テストに厳しい先生だから気合いを入れて勉強しなきゃだ。私は気合いを入れるために両頬をパチンと軽く叩く。…よし、頑張るぞ! 「ふう~。終わった。これで明日の小テストはきっと大丈夫」 一通り、気の済むまで勉強した私は小毬先輩が出してくれたのと同じ、庶民の愛する紅茶をいつもより丁寧に淹れてみる。丁寧に淹れたらあの味になるんじゃないかという期待を込めてみたものの、美味しいには美味しいんだけど私のいつも淹れる紅茶の味のままだ。小毬先輩のと全然違う。
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