ダラケ部!

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小毬先輩は綺麗なうえにこんなに優しい。きっと友達だって沢山いるだろうに。お願いと言う形で誘ってくれる先輩は大人だと思う。 「富ちゃんってクールなイメージがあったけど、本当は表情がコロコロ変わる可愛い子なのね」 「…」 「褒めてるのよ。私は今の富ちゃんのほうが好きよ。きっと秀も虎太郎も同じこと言うと思うわ」 両手が紙袋とお弁当でふさがっているので、顔を背けることしかできなかったけど照れてしまっている私をバッチリ見られている。ああ…。 その時に小毬先輩がとんでもないことを言った。 「あのね、富ちゃん。私、意外と友達いないのよ」 「いやいやいや…!」 そんな分かりやすい嘘つかなくていいから!けど小毬先輩は真剣な顔で「本当よ」と言った。
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