1人が本棚に入れています
本棚に追加
ポカポカする。
フワフワする。
心地いい。久々にこんなに寝たなあ。…寝たなあ?
「え?!」
私はまだ閉じていたいと訴えている瞼を無理やり開かせると、何と私はあの噂の人をダメにする椅子に沈んでいたのだ。
「あ、起きたか?」
私を運んでくれた人の声が後ろからしたので振り向こうとすると、起きたばかりもあってか上半身を捻ろうとすると体が沈んでいく。間抜けな状態になってしまった。
「ぷ」
明らかに吹き出した「ぷ」に私は恥ずかしくなって顔を赤くしながら「うう」と顔をしかめる。すると「ごめん、ごめん」と言いながらその人は私に近づいてきた。
最初のコメントを投稿しよう!