ダラケ部!

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ポカポカする。 フワフワする。 心地いい。久々にこんなに寝たなあ。…寝たなあ? 「え?!」 私はまだ閉じていたいと訴えている瞼を無理やり開かせると、何と私はあの噂の人をダメにする椅子に沈んでいたのだ。 「あ、起きたか?」 私を運んでくれた人の声が後ろからしたので振り向こうとすると、起きたばかりもあってか上半身を捻ろうとすると体が沈んでいく。間抜けな状態になってしまった。 「ぷ」 明らかに吹き出した「ぷ」に私は恥ずかしくなって顔を赤くしながら「うう」と顔をしかめる。すると「ごめん、ごめん」と言いながらその人は私に近づいてきた。
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