嵐がやってきた

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チャイムが鳴り、各自席について暫く。 先生が教室に入ってきて転校生の紹介だのなんだのと言って入ってきたのは黒マリモ髪、瓶底メガネの……うん、人間だった。 由緒正しめで、家柄でマウントを取る様な学生ばかりのこの学園は見た目は重要な武器なわけで、今僕達の目の前にいる彼は…………。 「みんな、よろしくな!!!」 広い教室に一人の男の声が響き渡る。 あの見た目にこの雑音ときた。 勿論周囲の反応としては… 「気持ち悪い!」 「転校生って聞いてわくわくしてたのに」 「そういえばこの人じゃない?副会長様達とお昼を一緒したの!」 「うへへっ、超王道的でktkr」 ブーイングの嵐。
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