嵐がやってきた

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まって、待って待って待って待って。 これってもしかして… 「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁあ」」」」」 「「「「「M様の頬を」」」」」 みんな凄すぎ。なんで一緒に叫んで一緒に話せるの。 って、そうじゃなくて、ん?僕叩かれた? 「お、俺は悪くないぞ!無視するこいつが悪い!」 「はぁー!?ふざけないで!」 「あんなみたいなのが話しかけて良い方じゃないの!」 「謝りなさいよ!勿論おでこ床に擦り付けるほど深い土下座で!」 ほとんどの生徒が椅子から立ち上がり言いたい放題。何でもいいから収集つけて、と思いながら教卓を見るも既に先生はおらず。 本当にどうするのこれ。 みんな顔を真っ赤にして彼に言葉をぶつけ、彼は彼で反撃しながらも未だに僕の前に立ってこっちを見てる。 「えーっと、ごめんなさい。 御門真琴です…よ、よろしくお願いします…?」 とりあえず挨拶しておこう。
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