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収集がつかず、周りの生徒もオロオロとして来た頃だった。
救世主です。とでも言わんばかりの扉の音が聞こえ、全員がそちらを見れば、そこには風紀委員一同。
救世主とでも言わんばかりではない。救世主だ。
風紀委員長の東さんを筆頭に副委員長の立花さん、そしてその他委員達がその場に並ぶ。
「何事だ」
低い声が空気をピリつかせる。
彼の言葉に誰も何も言い返せない。
それ程までに彼は生徒会長の隆二と並ぶ方。
しかし、やはりおバカはこれ程までに分かりやすい空気も読めないのである。
「お前かっこいいな!名前を教えろよ!」
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