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時間ギリギリで隆二を起こして、午後の業務と授業にお互い向かい、下校の時間になれば携帯が鳴り、届いたメールを見れば
『遅くなるから先に帰ってて。※一人はダメ』
最後の一文にキュンとしながら『了解!無理しないでね』と返信して帰る用意をしてる親友、詩音ちゃんの背中に飛び込み!
「…忙しいって?」
「うん!一緒に帰ってプリン食べよ!」
「手作り?」
「もち!」
「………はぁ、仕方ないなぁ」
詩音ちゃんったら、口角上がってるよ。毒舌ショタの詩音は大の甘党で高校生になった今でもお菓子に釣られるほどである。元論何でも良い訳じゃないみたいだけど、僕の手作りは今まで拒否されたことは無い。
「何してるの。早くプリン食べにいくよ」
「ちょ、僕と帰ることに喜んでよー」
「甘い物には何も勝てない」
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