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部屋について僕の手作りプリンを食べながら勉強して、雑談といつも通りに過ごしていると18時を合図するチャイムが鳴った。
そしてそれを合図かのように荷物をまとめていく詩音に少し寂しさを感じる。
「じゃあそろそろ「もう帰っちゃうの?」…会長帰って来るでしょ」
ムスーっと頬を膨らましながら玄関での道を仁王立ちで立ち塞がると頭を撫でながら「明日も会えるでしょ」と言う詩音。
それもそうだけど、一人は寂しいなぁ。
「ほら、会長の為にご飯の用意でもしときな」
「うん……次はタルト作るね」
「イチゴじゃなくてオレンジを所望する」
「らじゃー!」
腰に抱き付けばまた頭を撫でてくれた。
そして詩音を玄関先まで送って寂しくなった部屋でもう少ししたら帰って来る彼の為に考えていたオムライスの準備でも始めようかと拳を握って気合を入れた。
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