再び紫煙を纏った日

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再び紫煙を纏った日

会社なんてこんなもの 会社なんて 仕事なんて 同僚なんて 先輩なんて 男尊女卑は当たり前。 出来ないものは守られて、出来るものに集まる仕事。 『上だって考えるよ。説明無くても出来るところに、やり直すこと無く仕上がるところに仕事をもって行くもんだ、それが人と言うものだよ』 なんて、不平等を訴えるピチピチ社員に、良いように使われる言訳を聞かされながら過ごした。お礼と言う夜の未経験な数多なお店。 高いお店。 隠れた小さなお店。 マスターの人柄に、人が集う。 あの年頃の私では、友達同士で行けない世界。そんな世界に出会ったあの頃は…… 仕事も出来ないのに更衣室で煙草を吸っている。そんな先輩女性に呆れてた。 心で蔑み、顔では笑うそんな日々。
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