コソ泥ムネトの歌

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「おれは背中の子に『もしいくら探してもおまえの親が見つからなきゃ、一緒に暮らそうぜ』って言ったんだ。そうして、こんなデタラメな歌を歌って女の子を慰めたんだ。   おれはおまえの親じゃないし   おまえはおれの子どもじゃない   でも、なかよく暮らしていければ   楽しく毎日が過ぎていければ   それはもう家族みたいなもの   ホイさ! やれさ!   悲しいことがあっても   おれはおまえの頭をなでてやるし   おまえはおれの涙をぬぐってくれるだろう   いつか終わりが来るかもしれないけど   それまで楽しくやろう   ホイさ! やれさ!  ぐずってた女の子はいつの間にか眠っていた。親はわりとすぐに見つかったが、そういうことか」
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