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頭上には青空が広がっている。
「久しぶり」
何度も何度も手紙を読み返した。それでもやっぱり受け入れるなんて出来なくて、思い出してはまた涙が止まらなくなった。
あれから半年。なんとか普通の生活に戻った。吹っ切れたかなんて言われたらまだだけど、少し心の整理ができた今日、信道のお墓に来た。
「お前がいないのはやっぱり寂しいけど、」
何度も何度も死にたくなった。それでも、決めたから。
「生きるよ」
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