いのちのうた

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部屋に戻り、封筒を開ける。真っ白なそれには裏に俺の名前が書いてあった。 天野へ そう始まった少し長い手紙には謝罪とお礼、そして、生きてと書いてあった。 「……ばかやろー、」 きっと、吐き出すのが遅かった。そして、あんな少し気持ちを吐き出したところで変わりはしないと言うことに今気づいた。色々な気持ちが溢れてしまったのだろう。 涙が止まらなかった。
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