14人が本棚に入れています
本棚に追加
友達になりたい
翌日、蒼は雨宮を呼び出した。
「お前本気?」
「本気だよ!」
「っ…天を裏切るような行為を見れば俺は容赦しない。例え同級生だろうが」
「わかってる。でも僕は蒼君とも友達にならないと条件はのまない!」
「は!?なんでそこまで友達にこだわんだよ」
「…ずっと気になってた。いつも2人だけの世界が作り上げられてて。なんか羨ましかったのかも…」
「?羨ましいって十分友達いんだろ」
「あんなのは偽物じゃん。笑ってないだけで不思議がられるような所だよ。だからしっかり自分をもってる2人がかっこよくて。」
「何だ、いい子すんのも飽きたからか」
「もう!そうじゃないよ蒼君っていじわる!」
(蒼と雨宮が言い合ってるとか笑えてくる)
「ふふ」
「天君何笑ってるの!なんとか言ってよ〜」
「うん。ねえ蒼どうかな?友達…作ってみない?」
「天が…どうしてもって言うなら…」
「おー!天君!!」
「こいつ!馴れ馴れしく天に触んじゃねえ!」
(少し雨宮に期待した。俺たちにはこんな風に光を与えてくれる存在が必要なんだ。)
最初のコメントを投稿しよう!