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依頼
「暗殺ね〜それはまた物騒な依頼で」
「依頼理由は何ですか」
「言ってしまえば自分が有利な立ち位置にいくのに相手が邪魔になったそうだよ。お金も前払いさ。よっぽど憎いんだろうね。」
ボスから知らされるのは、依頼とその理由、そしていつどこで実行するかだ。
「今日は政治家のパーティがあるみたいでな。2人にはそこのウェイターとして行ってもらう。最初は大変かもしれないが相手も酒が入るからいつもより簡単かもな」
「暗殺方法は?」
「ナイフ一本でも十分だろう。念のため銃は持つように。」
「天は銃持たなくていい。俺だけで…」
「いや、護身のためにも持つよ」
「けど…」蒼が何か言いかけたが
「蒼、確かにお前の方が殺しの才能はある。だが、お前1人じゃ限界が来るんだよ。わかったな」
「…わかった」
依頼で殺人がくるのは良くあることだが、蒼は俺が相手に銃を向けるといつも止めにきて最終的に蒼が殺す。よくわからないが俺が銃を持つのすらあまり認めてくれていないみたいだ。
「黒田、会場まで送るんだ。気をつけてね2人共」
ボスの強いところは才能以外に弟が警察庁長官大抵のことは揉み消せてしまう。そして何よりも裏社会の経済を回しているからそう簡単に消せる人物でも無いのだろう。
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