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君は、何も、気づいていない。
疑う訳でもなく、僕を、恋人だと思い込んでいる。
いつかは、この嘘のメッキは、剥がれてしまうかもしれない。
それでも、君の側に、いたかったんだ。
君は、メモ書きを見ながら、僕に、確認したら
君は、申し訳なさそうに、
「ごめんね。いろいろ迷惑かけちゃって
明日になったら、また忘れてしまう彼女って
嫌じゃないの?」
僕は、香奈の頭を撫でながら
ううん、僕は、幸せだよ。香奈がいてくれるから
君は、そっか。ありがとうね。と、照れくさそうに微笑んだ。
1日、全部を、使って、君と過ごす毎日は
僕にとっては、夢のような毎日だ。
嘘を重ねて、毎日、君と過ごす。
新しい1日を楽しもう。良いことも悪いことも
悲しいことも、楽しいことも、明日には、忘れてしまうけど
新しい発見も、あるだろうし、楽しもうね。
君は、そういって、ネガティブな僕とは、
正反対なことを、いって笑った。
本当は、不安なはずなのに
本当は、辛いはずなのに
君は、弱いところを、見せないようにしている。
僕は、今日も、君に、嘘をつく
嘘の毎日が、増えていく
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